社員が自分の成長を考える時間を守ることが、私の役割だと思っています。
<Profile>
福岡県出身、国立久留米工業高等専門学校卒。高専を卒業後、2社のシステム開発会社経験。
特に2社目では中国の関連会社で200名のマネジメントを経験。その後、現地法人の会社立ち上げに携わり起業のノウハウを習得。2007年8月にグローバルワークスを設立した。趣味は、読書と水泳。
尊敬する人物は、戦国の人育て名人 武田信玄。偉人の人を動かす力に魅力を感じている。
■ニッポンの底力「社長チップス」
■風雲会社伝のインタビュー記事
会社を起業したきっかけ
この会社を立ち上げたのは、サラリーマンではやれることに限界があると思ったからです。いくつかの会社で技術者として、そして管理職として部下となる技術者が働きやすい環境を作ろうとしましたが、最終的には自ら会社を立ち上げるしかないと思いました。
我が社の現状
まもなく当社は設立16年となります。少しずつ同じ思いを持つ仲間が集まり、現在(2024/4/1)では社員数65名となりました。
そして今後、当社では、従業員数「100名体制」を目指してまいります。
もちろん、ただ社員数を100名にするのではなく、
・規模でも選ばれる組織となること
・さらなる安定した基盤の確保
・新規事業の創出
を目的とし、当社が社是として掲げる「個性と挑戦」における「挑戦の場」を増やしていきたいと考えております。
仕事をする上で大切にしていること
私は日頃から「筋を通すこと」「素直であること」「人との付き合いを避けないこと」「相手の立場にたつこと」この4つの行動を意識し、よく言葉にもしています。これは自分自身に向けた言葉でもあり、社員に期待することでもあります。
そして私個人としては、社員1人ひとりの顔を見て面と向かって話をすることを大切にしています。
会社勤めをしていた頃に苦しみながらがんばる同僚たちを見てきた経験から、そんな思いは誰にもさせたくないと思うからです。
社員の様子がおかしい時には個別に声をかけ、社長である私が動くべき場面ではすぐに動きたいと考えています。
例えば残業や休日出勤。これらは1人の社員の力で回避できるものではありません。
もし稼働が高い状況が続いているとわかれば、私や営業担当がクライアント先に訪問して改善を要求します。
新しい仲間に期待すること
基本的なことと思われるかもしれませんが、まずは報告・連絡・相談をしっかり行なうこと。つまり、周囲とのコミュニケーションを大切にして欲しいということです。そのうえで、興味のあることはやってみて欲しい。
やってみて、失敗してもいいのです。なにが足りなかったかを認識し、その部分を先輩や私に聞けばいい。そうして成長していって欲しいと思っています。
エンジニアの現状
IT業界はまさに日進月歩で、新しい技術もすぐに古くなってしまいます。
そのためエンジニアは日々新しいスキルを学び続けていかなければいけないのですが、その機会を失い、いつの間にか必要とされなくなるというエンジニアが出てきてしまうのです。
私は、そんな業界の現状を変えたいと思っています。
10年、20年先も必要とされるビジネスエンジニア
チームに所属するメリット
グローバルワークスではチーム制を取り入れています。
チームで業務を行うことによるメリットはいくつかありますが、
一つ目は、ワークライフバランスの実現です。
リーダーは部下を支え、部下はリーダーを支える。お互いが支え合うことで、業務がスムーズに運んだり、休みがとりやすいなどのメリットがあると思います。
二つ目のメリットは、一人一人に成長する機会を与えてあげられるということ。
例えば、あるエンジニアが新しい技術を身に付けたいと、新たな環境にチャレンジを希望した場合。もし、会社に所属せず、一人でフリーランスとして業務についていたら、その一時期はどうしても給与が下がってしまいます。なので、そもそも新しい技術を得ようとせず、今の技術だけでなんとか仕事を続けようとしてしまうかもしれない。しかし、日々変化するIT業界において、新しい技術を学び取り入れることはエンジニアとしてとても重要なことであると私は考えています。
弊社ではリーダーやマネージャーを務めているような経験の長いエンジニアを新しい技術の習得にチャレンジさせることが出来ます。その人の分は他のメンバーで補うことが出来るので、結果その人の給与も下がることは無い。もしかしたら、会社としては一時的に赤字になることもあるかもしれませんが、それは必ず取り返せる投資だと思っています。
組織として強くなる
社員が増え、チームとしての体制を強化させることは、会社としては勿論、社員一人一人の成長にも繋がります。
そのためにまずは体制づくり。100名体制実現のため、一緒に働いてくれる仲間を募集します。
社長と座談会した様子
編集後記
谷川社長はどんなに忙しくても社員の為ならと時間を作り親身になって話を聞いてくれます。社員の為に、一番頭も足も使って動いてくれている人、それが谷川社長です。
今回社長にお話を伺い、エンジニアではない私はありますが、一人でも多くのエンジニアが成長しながら仕事を続けていける環境を得て欲しいと心から思いました。