社員インタビュー│Hirano Nozomi (SE/2016入社)

女性エンジニア子育てと仕事の両立

今回は4月に育休を終えて復帰された平野希美さんにお話を伺いました。
妊娠中にどのような働き方をされていたか、復帰してからの家庭との両立など、ママエンジニアとしての本音をインタビューします。

グローバルワークスへの入社の決め手は?

もともと未経験でエンジニアとして働けるところを探していたのですが、当時なかなかご縁が無く落ち込んでいたところ、転職サイトを通してグローバルワークスから2回もスカウトのメールが届いたことで興味を持ち、話を聞きに行きました。
そこで谷川社長とお話ししたのですが、話しやすく、笑って冗談を言ってくれたのが印象的で。その明るい雰囲気に惹かれて、この会社ならと思ったのが決め手となりました。

産休に入られたのはいつ頃ですか?

実は妊娠初期の頃、つわりが酷く早めに産休に入らせてもらったんです。
ちょうど新しい現場が始まるという時だったのですが、初日の午前中しか出勤できませんでした。営業担当の社員にも申し訳ないと思って連絡したら、「仕事は探せばいくらでもあるけど、お子さんの命はひとつだから」と優しい言葉をかけていただいて。その時、涙が出るほどうれしかったのを覚えています。チームメンバーのサポートもあり、そのまま3か月ほど休ませていただけたので、本当に感謝しています。

エンジニア女性の中には、妊娠を機に仕事を離れる方も多いと聞きましたが、続けようと思ったきっかけなどはありますか?

実は妊娠してすぐ、子宮外妊娠の可能性があると言われて、手術の可能性も出てきてしまったため、早めに会社に報告しなければいけなくなったんです。
でも、以前にネットで、妊娠したら辞めろと言われたというようなエンジニア女性の記事を読んだことがあって、正直妊娠を報告することが不安でした。
しかし、実際に谷川社長に報告すると、「無理しないでください」と本当に親身になって対応してくださいました。
その言葉に、ここでなら仕事を続けていけると思ったんです。

妊娠中、大変だったことはありますか?

朝の通勤電車が大変でした。お腹に赤ちゃんがいるのに、人が多い電車の中で押しつぶされそうになり悲しい思いをしたこともあります。
幸い、私は自分の姉にサポートしてもらい朝は車で送ってもらうことが出来たので、その時期は助かりました。
妊娠中は自社で10時~16時の短時間勤務をしていたので、その点も良かったと思っています。

現在の勤務体系は?

9時から17時半までの時短勤務で働いています。
勤務開始前は早く帰るなんて申し訳ないと思っていたのですが、復帰前の社長との面談で「子どもの迎えがあるからと早く帰っている男性社員もいるし、そこは気にしなくていいですよ」と言われたことがあり、少しほっとしたのを覚えています。

家事について、何か工夫されてることはありますか?

平日は時間の余裕が無いので、週末に作り置きをしています。そのために作り置きの料理本を5冊買いました。
土曜日の午前中に買い物に行って、午後から一気に作るので、土曜日はそれで終わります(笑)
なので日曜は休めて・・あ、でも娘の保育園の布おむつなどのアイロンがけをしなければならないので、それは毎回大変です。

復帰に際して不安などはありましたか?

出産前は少しは勉強できていましたが、子どもが生まれてからは日々の子育てに精一杯で自分で勉強が出来ませんでした。
なので、復帰後に技術的についていけるかが心配でした。

復帰後、実際にはいかがでしたか?

まずは簡単なことからとのお話もあり、少しずつ進めているところです。ただ、やはりずっと簡単な事ばかりやっているわけにはいかないので・・。
今は、周りのメンバーより早く帰ることや、自宅で勉強する時間も取りにくいことなど、どうしてもモヤモヤしてしまうこともあります。周りが気にしていなかったとしても、自分が気にしてしまうんですよね。

その気持ち、すごく分かります。
今後、どんな制度があったら、育休後でも不安を軽減できると思いますか?

復帰する際に、復帰前研修のような、技術の再確認や新しい技術の勉強をする機会があれば、不安も軽減されるのではないかなと思います。

復帰して良かったと思うことはありますか?

ずっと家にいると私は考えすぎてしまうので、お仕事をしているとそこが無くなるし、娘にとっても保育園でお友達と触れ合っていろいろな経験をできるのが良いなと思っています。
あとは、娘が前にも増して愛おしくなりますね。
お迎えのときにいつも「頑張ったね~」とギューってしてます(笑)

編集後記

お話を聞きながら、ついつい「わかる!」と私自身の話もしてしまったり、ママトーク全開のインタビューとなりました。
グローバルワークスで育児時短勤務をしているエンジニアはまだ1名と少ないかもしれません。でも、もし社員が妊娠・出産のタイミングを迎えたら、その時は一人一人としっかり向き合い、どんな働き方をしたいかをお互いに話し合うことで、その人に合った働き方を見つけていけたらと思っています。
エンジニアという仕事を諦める理由が、結婚や子どもであってほしくありません。グローバルワークスでは、女性の活躍を応援しています。