顧問社労士さんインタビュー(グローバルワークスの労働条件や採用活動、人材育成など)

簡単に自己紹介をお願いします。

社会保険労務士の渡邊と申します。
元々、土木系のコンサル会社で技術職として働いていましたが、転機があって2004年に社労士試験にチャレンジし、1年後に開業しました。グローバルワークスとの関わりは、2007年、設立間もない頃からですので、もう15年のお付き合いになります。

そもそも社会保険労務士の役割って何ですか?

具体的には、社会保険・労働保険の手続き代行といった社外総務部的な役割や、就業規則や規定などの職場のルール作り、行政諸官庁が行う監査等への対応、あとは、会社の取り組みや行動などに対し、労働基準法をはじめとする労働法全般に照らしたチェックとアドバイスなどをさせていただいています。

グローバルワークスの労働条件についてどう思われていますでしょうか?

一言でいうと、法律通りのことがなされています。例えば給料に関しては、働いた時間に応じて、もちろん時間外労働に対しては法定の割増率できちんと時間外手当が支払われているということ。また、遠方から通勤する社員であっても、交通費は上限を設けずに全額支給、毎年、定期昇給実施など、これは創業時からのことで、特に私が指導したことではなく、谷川社長ご自身が、それが当たり前という感覚で行われてきました。
ただ、そういった当たり前の感性を持っている経営者が、特に創業時からというのは意外と少ないという実態はあります。
なお、法律通りというのは、社員にとって安心感はあると思いますが、働きやすさというのは、また少し違ったりします。その点、グローバルワークスは、例えば、年次有給休暇の取得率はここ数年80~90%、時間外労働は、多少個人差があるものの月平均10~50時間と、この業界では珍しく、ワーク・ライフ・バランスにも力を入れているところは評価できると思います。

グローバルワークスの採用活動、人材育成についてどう思われていますでしょうか?

雇用情勢が回復してきたこともあり、数年前から、業界では技術者の争奪戦が始まっています。どの会社も即戦力ばかり求めている中、グローバルワークスは、経験者だけでなく、チャレンジ精神のある若者を積極採用して、育成することに力を入れています。そして、採用してからは、独自の人材教育プログラムに基づき、数ヶ月間しっかりと研修を施しています。
この規模の会社としてはスゴイと思いますよ。コストをかけても、しっかりと技術者として育てようというわけですから。まさに、長い目で人材を人財に変えていく、そのスタンスには頭が下がります。

コンプライアンス・ホットライン事務局のご説明をお願いします。

コンプライアンス経営の推進を目的として、ハラスメントや法令違反、不正行為等の通報・相談窓口として、2017年4月から谷川社長の発案で設置することになりました。担当は社員の田上さん(女性)と私で、通報や相談が寄せられた際には、迅速に調査・対応することとしています。現時点では、社長に直接話すことができる風通しのいい職場ではありますが、今後は社員数も増えてきますし、将来、起こり得る様々なトラブルにも対処するために、あえて、外部の者も含めた独立した窓口としています。

グローバルワークスがより良い企業となるため、課題や課題に対する仕組みづくりなどがありましたら教えてください。

社会的には、長時間労働や過労死、メンタルヘルス、パワハラなどの問題が日々クローズアップされていることころです。現時点で、特にそういった問題が起きているわけではありませんが、今後、さらに人数が増え、組織が大きくなることが見込まれる中、決して他山の石とするのではなく、謙虚に向き合っていくべき課題でしょう。
もっとも、経営者が当たり前の感性を持っている、しかも意思決定の速い会社ですから、あまり心配はしていません。
私も全力でサポートさせていただきます。

社会保険労務士の渡辺さんありがとうございました。

社会保険労務士渡邊事務所

<相談できる分野>
・労働基準法に関すること ・社会保険や労働保険に関すること ・夜勤・交代制勤務に関すること ・育児・介護休業に関すること ・ワーク・ライフ・バランス ・メンタルヘルス ・セクハラ・パワハラ ・就業規則 ・定年後再雇用 ・その他、労務に関すること全般
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